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DSD セミナー
2017年08月06日 歯科医師:末松 亮
皆さんこんにちは!
スマイルプランオーク歯科クリニック、院長の末松です。
今年ももう8月に入り、時の流れは本当に早いものです。
先日、理事長とさくら歯科の有田院長と東京へ勉強に行ってきました。
今回のセミナーはDSD(Digital Smile Design デジタル スマイル デザイン)
という内容で、歯科の領域においてまだ一般的にはなっていない、新しい分野のお話でした。
昨今のデジタル技術の進歩は目覚ましく、
歯科の世界でも、どんどんとデジタル化が進んでおります。
当院としては、世界で日々進歩し続ける医療技術をいち早く患者様に提供していけるように、
情報収集と勉強に力を入れております。
DSDはブラジルのDr. Christian Coachman(クリスチャン コーチマン)
の提案するシステムでデジタル技術を使って、
正確な診査、診断を行い効率的に治療計画を立てる考え方です。
一般的には、審美歯科と言われる分野に大きく関わる診査、診断の手法で、
まだ日本では一般的に行われてはいません。
今回、多忙で世界的に著名なこのDr.が来日し、
3日間のハンズオンコースが初めて開催されたので参加させていただくことにしました。
日本中から最新のデジタル技術の習得を考える勉強熱心な先生方が多く参加されていました。
細かい内容をこのブログでお伝えしきることは困難ですので、まとめますと、
患者様にとってお口元の見え方というのは気になるポイントです。
例えば、上の前歯が出っ歯になってしまっていたり、
ガタガタと並びが悪かったり、
ガミースマイルと言いますが、笑うと上の歯の周りの歯茎が大きく見えてしまう状態、
などたくさんの悩みがあります。
こういった状態を改善することが歯科治療で行えるのですが、
”最終的にどういう状態になるのか?”
”どれぐらいキレイになるのか?”
ということがなかなかイメージできないことが問題点としてあります。
DSDではこの悩みに対して、デジタル技術を用いて、
より早く、正確に、患者様にわかりやすくイメージをお伝えすることができます。
顔貌やお口元の写真、動画を撮影し、その患者様にとって理想的なお口元を分析し、
痛い思いをすることもなく、デジタルの画面上で治療後の完成イメージを
確認することができます。
もちろんデジタルの画面上ですので、変更や修正も容易で、
患者様のご要望もダイレクトに反映させることができます。
「もう少し歯を大きくしたい。」
「笑った時に唇から出て見える歯の長さはもう少し長くしたい。」
「あまり尖った感じのしない、丸みのある歯にしたい。」
「被せ物の色はもう少し、白さを出したい。」
など、イメージを直接見てもらいながら相談させていただくことができるのです。
本当にすごいデジタル技術の進歩だと思います!
まだ実際の患者さんで導入できる状態にはなっておりませんが、
こういった最先端の技術をいち早く習得し、茨木や高槻の患者様に
ご提供できるようこれからも頑張っていきたいと思います!
《初日、講義の後の懇親会にて。Dr.コーチマンと九州の服部先生と》
《最終日、終了後の修了証授与》